マンションの1階は売れにくい？スムーズに売却するコツをご紹介！

一般的に、マンション1階部分の物件は売却しにくいといわれていますが、いったい何故でしょうか。
確実に売却するためには、売却しにくい理由を理解し、効果的な売却戦略を立てることが大切です。
そこで今回は、マンションの1階が売却しにくい理由と、スムーズに売却するためのコツをご紹介します。

マンション1階部分の物件が売却しにくい理由とは？

マンションの1階が売却しにくい理由は主に3つあります。
1つ目は、日当たりと眺望が高層階に比べて劣るという理由です。
どんなに立地や方角が良くても、1階は周囲の日陰になりやすいため、日当たり・見晴らしの良さを求める購入希望者の候補からは外れてしまいます。
2つ目の理由は、防犯面への心配です。
充実したセキュリティ設備はマンションの魅力の1つですが、1階は不審者の侵入や下着泥棒など、上層階に比べて防犯性のリスクが高いため、1階の購入を躊躇する方も多くいます。
そして、浸水リスクの高さが3つ目の理由です。
特に、川の近くや低地に建てられているマンションは、災害時の浸水リスクが高いことから1階の購入を避けられがちです。

売却前に知っておきたい！マンション1階のメリット

デメリットが多いと思われやすいマンションの1階ですが、次のようなメリットがあることを忘れてはいけません。
まず、マンションなどの集合住宅で起こりやすい騒音トラブルですが、1階では足音などの騒音を階下へ配慮する必要がないというメリットがあります。
これは、小さなお子さまやペットのいるご家庭には嬉しいポイントです。
また、マンションの1階であれば落下事故の心配がないうえ、外出時の移動距離が短くすむため、子育て世帯だけでなく、足腰の弱った高齢者にもメリットとなるでしょう。
さらに、マンションの1階には専用庭が付いていることも多く、ガーデニングやバーベキュー、プールなどを楽しめます。
災害時に避難がしやすいという点も、マンションの1階であることの大きなメリットといえるでしょう。

マンション1階部分の物件を売却しやすくするコツとは？

マンションの1階を売却するコツは、ターゲット層に対してメリットをアピールすることです。
マンション1階のターゲット層として、1階であることのメリットを大きく得られる子育て世帯や高齢者世帯、マンションでもガーデニングを楽しみたい方などが挙げられます。
メリットやセールスポイントを書き出し、しっかりとアピールすることが大切です。
住んでみなければわからない魅力を積極的にアピールすることで、マンションの1階に対する良くないイメージを覆すこともできるでしょう。
また、売り出し価格の設定にもコツがあります。
それは、同じマンションの上階で売りに出されている物件がある場合には、その価格よりも低い売り出し価格を設定することです。

まとめ

売却しにくいといわれるマンションの1階ですが、ターゲットを絞って効果的にアピールすることでスムーズに売却できる可能性が高まります。
1階だからという理由だけで購入対象から外されてしまわぬよう、まずは割安感で興味をもってもらいましょう。
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