いわくつきの土地の売却！価格相場と売却方法や注意点を解説

事件や事故によって人が亡くなったり、心霊現象があるといわれていたりする土地は「いわくつき」といわれています。
いわくつきの土地は買い手が見つかりにくく売りにくいものです。
今回は、いわくつきの土地を売却したい方に向けて、いわくつきの土地の価格相場と、その売却方法や注意点について解説します。

いわくつきの土地の売却！価格相場や売却時の影響

いわくつきの土地の価格は、一般的な土地よりも低くなりがちです。
しかし相場よりも低くなるとは限りません。
原因となる瑕疵の内容によっては、相場に近い値段で売れる可能性もあります。
いわくの原因が実害のある場合には相場の半額程度になることが多いです。
また、心理的瑕疵の大きさによって、価格が大きく変わります。
原因が殺人事件と自然死ではどちらも人が亡くなった場所ですが、心理的瑕疵の大きさが違います。
殺人事件のほうが、心理的瑕疵は大きいので価格が下がりやすくなります。
なかには、いわくつきの土地といわれていても、噂だけの場合も少なくありません。
いわくがただの噂だけであれば、価格への影響はほとんどありません。
いわくの根拠をしっかり証明することが大切です。

いわくつきの土地の売却！売却方法

いわくつきの土地の売却方法は、通常の不動産の売却方法と大きな違いはありません。
仲介業者を通じて、一般の買主を見つけたり、不動産会社に直接買い取ってもらったりします。
一般の不動産と違う点は、すぐに現金化しなくて良い場合に、事件の風化を待ってから売り出すケースがあることです。
売り出す前に賃貸物件に出しているケースも少なくありません。
そのままだと、印象が良くない物件は、駐車場などで運営したのちに、売却するのもおすすめです。
いったん違う用途で利用すると、心理的瑕疵のイメージを軽減できる可能性があります。

いわくつきの土地の売却！売却時の注意点

いわくつきの土地を売却するときには注意点があります。
まずは告知義務です。
いわくの内容に実害があるものは告知義務が発生します。
雨漏りなどの欠陥だけでなく、過去に自殺があったなどの心理的な不安も対象です。
告知義務を怠ってしまうと、のちのトラブルにつながる可能性があります。
契約解除や損害賠償請求をされることもあるので注意が必要です。
周辺相場などをしっかり調べて、適正価格で売却することも大切です。
また、いわくつきの土地と分かると、大幅に値引きをされる可能性もあります。
スムーズに売却するためには、適正な価格をつけることがポイントです。

まとめ

いわくつきの土地を売却する方法はいくつかあります。
注意点も気にしながら、それぞれのケースにあった方法を選択しましょう。
いわくの内容によっては影響がほとんどない可能性もあります。
分からないことは不動産会社で相談すると、最適な方法の提案が可能です。
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