建物の査定方法！どんな不動産が高く売れる？

不動産の売却を検討している方のなかには、できるだけ高く売却したいと希望している方も多いでしょう。
高く売却するためには相場を知り、どれくらいで売却できるか知っておくことが重要です。
とくに一戸建てなど、建物の査定はさまざまな方法でおこなわれるため、注意が必要です。
そこで建物の査定方法についてご紹介します。

建物の査定方法！原価法とは？

不動産の査定は、取引事例比較法、収益還元法、原価法などを用いておこなっていきます。
なかでも建物の担保評価額として査定でもっとも用いられるのが、原価法です。
原価法は、建物を取り壊して同じ建物をもう一度建てた場合の原価を計算し、築年数に応じて老朽化し価値が低下している分を減価修正する方法です。
原価法を用いて建物を査定する場合には、以下の計算方法を利用します。
再調達価格×延床面積×残存年数（耐用年数－築年数）÷耐用年数

建物の査定方法！長期優良住宅は査定額も高い？

建物の査定は原価法を用いて計算されますが、それだけの方法で査定額が決まるわけではありません。
たとえば、長期優良住宅など住宅としての性能が高いと判断されている物件は、査定額も比例して査定額は高くなることがほとんどです。
長期優良住宅とは、国が定めた長期優良住宅認定制度の基準をクリアし、行政の認定を受けた住宅のことです。
また同じように住宅性能表示制度によって認定された物件は、良質な住宅と認められるため査定額が高く算出される傾向にあるといえるでしょう。
どちらの住宅も耐震等級3を取得していることが多く、地震大国である日本でも安心して暮らせるため築年数が経過していても相場より高い査定額が望めます。

建物の査定方法！いつ売却すると高く売れる？

建物の査定方法を知り、相場を把握できたら売却時期を考えましょう。
不動産売却は、タイミングが重要です。
いつでも同じ価格で売れるわけではなく、時期によって税金面での違いもでてきます。
中古住宅の場合、築年数10年というタイミングは1つの大きな判断材料となります。
築10年未満の建物は設備などに不具合も少なく、比較的高い査定額が算出されるでしょう。
高く早く売りたいのなら、築年数が新しいうちに検討してください。
また、5年、10年というタイミングは、売却時に支払う譲渡所得税にも大きく関係してきます。
とくに居住用不動産の場合、軽減税率が適用され税金面でも優遇されるのでいつ売却しようか悩んでいる方は参考にしてください。

まとめ

不動産を査定する方法はいくつかありますが、建物の場合は原価法を用いて算出します。
それにくわえて、長期優良住宅や住宅性能表示制度の認定された住宅、耐震等級の高い住宅など良質な住宅は査定額が高くなる傾向にあるといえるでしょう。
いつ売却すべきか悩んでいる方は、査定方法を把握したうえでベストなタイミングを検討しましょう。
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