不動産を売却したい！周囲に気付かれずにおこなうコツと流れ

不動産を売却する際に、周囲に気付かれずにおこないたいと希望する方は少なくありません。
事情を詮索されるストレスが生じないことや売主のプライバシーが守られるなどのメリットがあります。
しかし、誰にも気付かれずに買主を募集することは難しいといわざるを得ません。
そこで、気付かれずに不動産売却をおこなうための基礎知識についてご紹介します。

気付かれずに不動産売却したい！媒介契約はどれを選ぶ？

不動産を売却する場合、3つの媒介契約のなかから選択し、媒介契約を締結します。
媒介契約とは、仲介を依頼する不動産会社と売主との関係性を明確にし、売却を円滑に進めるための契約です。
媒介契約には、どのような条件で売却活動をおこなうのか、成約した際の報酬金額などを記載します。
3種類の媒介契約の違いについては以下のとおりですが、周囲に気付かれずに売却したい場合は一般媒介契約を選ぶと良いでしょう。

一般媒介契約

複数の不動産会社に重ねて依頼可能
レインズの登録義務や売主への売却活動の報告義務なし

専任媒介契約

依頼する不動産会社は1社のみ、自己発見取引は可
7営業日以内にレインズへの登録、2週間に1度以上の報告義務あり

専属専任媒介契約

依頼する不動産会社は1社のみ、自己発見取引不可
5 営業日以内にレインズへの登録、1週間に1度以上の報告義務あり

気付かれずに不動産売却するための売却活動は？

査定後、媒介契約を締結したら売却活動へと入っていきます。
不動産売却する場合、売却活動は買い手を見つけるうえでとても重要なことです。
一般的にチラシやインターネットなどで情報公開し、間口を広げて買い手を募集します。
しかし周囲に気付かれずに売却をおこなう場合、積極的な売却活動ができません。
そのため、売却する不動産の情報を得られる人数が少なくなり、良い相手が見つかりにくいというデメリットがあります。
気付かれずに売却したい場合は、顧客リストを活用して買主を探すなど宣言活動を工夫するのが一般的です。
通常の売却は売り出しから平均3か月～半年ほどで売れていきますが、制限をかけて売却活動をおこなう特性上、半年以上かかってしまうケースも少なくありません。
できるだけ早く不動産売却したい方は、買取を検討してみるのも良いでしょう。

まとめ

周囲に気付かれずに不動産売却することは、簡単なことではありません。
しかし、やり方を工夫すれば十分可能です。
内緒で売却したい場合は、媒介契約や売却活動に注意して進めてください。
一般的な売却より売却期間が長くなることも多いので、早く確実に売却したい方は、買取も検討してみましょう。
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