不動産売却をするなら知っておきたい固定資産税評価額とは？その調べ方は？

相続した一戸建てやマンションなどを売却する場合、売却額の相場を知るには固定資産税評価額を調べます。
固定資産税評価額とは、一体どんな基準で決められるのでしょうか。
この記事では、不動産を相続する予定のある方や売却する予定の方に向けて、固定資産税評価額とはなにかと、その調べ方をご紹介します。

固定資産税評価額とは？算出の基準は？

不動産を売却をするとき、どのくらいの額で売却できそうなのかをご自身で把握することは重要です。
相場からかけ離れた額で売り出してしまうと、売却にかかる期間が長引く可能性があります。
そのため、適正な売り出し価格を設定するためにも、さまざまな指標で検討すると良いでしょう。
不動産の売り出し価格を決める指標の一つとなるのが、固定資産税評価額です。
固定資産税評価額とは、毎年納税する固定資産税を算出する際に使用されるものです。
固定資産税評価額は、お住まいの自治体によって決定され、3年に1回の頻度で見直しがおこなわれます。
固定資産税評価額は、土地の立地や形状、建物の規模や築年数などから、固定資産評価基準に基づいて、不動産ごとに算出されます。
算出基準となる固定資産評価基準とは、地方税法の規定により総務大臣が定めたものです。

固定資産税評価額の調べ方は？

固定資産税評価額の調べ方は、3種類あります。
まず、もっとも簡単な調べ方は、毎年4月以降に自宅に送付される固定資産税課税明細書を確認することです。
毎年送られてくるものですので、費用や時間はかからずに簡単に調べることができます。
相続した不動産などで、固定資産税課税明細書の所在が不明な場合は、不動産のある自治体の役所で、固定資産評価証明書を取得する方法もあります。
役所の窓口は平日の日中しか開いていませんので、お仕事が忙しい場合は、郵送申請や代理人を立てることも可能です。
そのほかの調べ方として、固定資産課税台帳の閲覧という方法もあります。
同じく役所の窓口での手続きで、自治体によっては無料で閲覧することが可能です。
あくまでも閲覧ですので、手続きなどで固定資産税評価額を証明する書類が必要な場合は、固定資産評価証明書の取得が必要となります。

まとめ

この記事では、不動産を相続する予定のある方や売却する予定の方に向けて、固定資産税評価額とは何かとその調べ方をご紹介しました。
固定資産税評価額を調べることで、不動産売却における売却金額の相場を知ることができます。
ご紹介した通り、調べ方は意外と簡単ですので、不動産の査定依頼をする前に確認しておきましょう。
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